運転免許更新と「マイナ免許証」完全ガイド:3つの保有形態(マイナのみ・従来のみ・2枚持ち)の手数料比較とオンライン講習の手順

運転免許証の更新手続きと「マイナ免許証」の選び方を徹底解説。マイナ免許証のみ(2,100円)・従来の免許証のみ(2,850円)・2枚持ち(2,950円)のメリット・デメリット比較、オンライン更新時講習(200円)の受講手順、当日の持ち物チェックリストをまとめました。
誕生日の前後1か月間に迎える運転免許証の更新手続きでは、マイナンバーカードと運転免許証を一体化した「マイナ免許証」にするか、従来の運転免許証を継続するか、それとも「2枚持ち」にするかを窓口で選択することになります。どの保有形態を選ぶかによって更新手数料(2,100円〜2,950円)やオンライン更新時講習の可否、引越し時の住所変更手続きが大きく変わるため、更新前に3つのパターンの違いを整理しておきましょう。
1. 運転免許更新で選べる「3つの保有形態」と手数料・メリット比較
全国の警察で導入されている「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」では、更新時に以下の3パターンから自由に保有方法を選べます。
- パターン1:マイナ免許証のみ(更新手数料 2,100円): マイナンバーカードのICチップに免許情報(免許番号・有効期限・免許の種類・顔写真等)を記録し、従来の運転免許証は返納して受け取らない方式です。更新手数料が3方式の中で最も安く、従来の免許証のみと比べて750円お得になります。
- パターン2:従来の運転免許証のみ(更新手数料 2,850円): マイナンバーカードとは一体化せず、これまで通り単独のプラスチック製運転免許証のみを保有する方式です。オンライン講習や引越し時の住所変更ワンストップサービスは利用できません。
- パターン3:マイナ免許証+従来の運転免許証の「2枚持ち」(更新手数料 2,950円): マイナンバーカードに免許情報を記録した上で、従来の運転免許証もあわせて交付を受ける方式です。従来の免許証のみとの差額はわずか100円で、両方の利便性を併用できます。

特にレンタカーをよく利用する方や海外渡航・外国免許切替の機会がある方には、以下の3つの理由から「2枚持ち(2,950円)」も有力な選択肢になります。
- 券面で有効期限や免許種別をすぐ提示できる: マイナンバーカードの券面には運転免許の有効期限や免許種別が印字されないため、確認には専用アプリ(マイナ免許証読み取りアプリ)が必要です。従来の免許証も手元にあれば、レンタカー貸出時や海外での手続き・国際運転免許証の申請時もスムーズです。
- マイナンバーカードの更新・再発行時のバックアップになる: マイナンバーカード自体の有効期限(10年)更新や紛失再発行の際、手元に従来の運転免許証があれば不携帯のリスクを防げます。
- オンライン講習(200円)を併用すれば「従来のみ」より総額が安くなる: 優良運転者が会場で対面講習を受けると講習手数料は500円ですが、オンライン講習なら200円です。そのため「2枚持ち+オンライン講習(
2,950円+200円=3,150円)」は、「従来の免許証のみ+対面講習(2,850円+500円=3,350円)」よりも総額で200円安くなります(一般運転者の場合は差額500円お得)。
| 比較項目 | 1. マイナ免許証のみ | 2. 従来の運転免許証のみ | 3. 両方を持つ「2枚持ち」 |
|---|---|---|---|
| 更新手数料(基本料金) | 2,100円(最安) | 2,850円 | 2,950円 |
| 自宅でのオンライン更新時講習 | 受講可能(講習料 200円) | 受講不可(会場での対面講習のみ) | 受講可能(講習料 200円) |
| 優良運転者(ゴールド)の支払総額 | 2,300円(オンライン)/2,600円(対面) | 3,350円(対面講習500円) | 3,150円(オンライン)/3,450円(対面) |
| 一般運転者(5年ブルー)の支払総額 | 2,300円(オンライン)/2,900円(対面) | 3,650円(対面講習800円) | 3,150円(オンライン)/3,750円(対面) |
| 引越し時の住所変更ワンストップ | 役所の転入届だけで自動完了 | 警察署・免許センターでの手続きが必要 | マイナのみ自動反映(従来の免許証は警察署へ届出が必要) |
2. 「運転免許証更新連絡書(更新ハガキ)」の見方と更新期間(誕生日の前後1か月間)
免許の有効期限が満了する年の誕生日の約35〜40日前になると、公安委員会から自宅へ「運転免許証更新連絡書(更新ハガキ)」が届きます。
更新手続きができる期間は、誕生日の1か月前から誕生日の1か月後までの計2か月間です。最終日が土日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)にあたる場合は、翌開庁日まで有効期間が延長されます。

更新ハガキの内側には、過去5年間の交通違反歴に応じた「講習区分」が明記されています。
- 優良運転者講習(ゴールド免許・有効5年): 継続して免許を5年以上保有し、過去5年間無事故・無違反の方。講習時間は30分(対面500円/オンライン200円)で、運転免許試験場・優良運転者免許更新センター・指定警察署のいずれでも手続き可能です。
- 一般運転者講習(ブルー免許・有効5年): 過去5年間の違反が軽微な違反(3点以下)1回のみの方。講習時間は60分(対面800円/オンライン200円)です。
- 違反運転者講習・初回更新者講習(ブルー免許・有効3年): 講習時間は120分(対面1,350円のみ、総額3,450円〜4,300円)で、原則として運転免許試験場(運転免許センター)での対面受講となります。
3. 自宅で24時間受講できる「オンライン更新時講習」の流れ
マイナ免許証を保有し、マイナポータルとの連携手続を済ませた優良運転者・一般運転者は、更新期間中に自宅のスマートフォンやパソコンから24時間いつでも更新時講習を受講できます。

- ステップ1(マイナポータル連携): 警察の窓口でマイナ免許証の登録と署名用電子証明書の提出を行い、マイナポータルアプリの「運転免許」メニューから連携設定を完了させます。
- ステップ2(講習動画の視聴と顔認証): 更新期間に入ったらマイナポータルから「オンライン更新時講習」を選択します。視聴中(優良は約30分、一般は約40分)にインカメラで計3回の顔認証撮影と確認テストが行われます。
- ステップ3(試験場・警察署での適性検査・写真撮影): オンライン講習を修了してから更新会場へ行けば、教室での講習が免除され、手数料の支払い・視力などの適性検査(普通第一種は両眼0.7以上・片眼それぞれ0.3以上)・写真撮影・ICチップ書き換えだけで短時間で手続きが終わります。
4. 更新当日の持ち物チェックリストと「暗証番号」の注意点
更新当日は、二度手間を防ぐために以下の5点を必ず確認してから会場へ向かいましょう。
- ウェブサイトでの事前予約: 警視庁や神奈川県警・大阪府警をはじめ多くの都道府県警で、更新手続の事前予約制が導入されています。更新ハガキのQRコードから希望日時を予約してください。
- 現在持っている運転免許証と更新連絡書ハガキ: 従来の免許証から「マイナ免許証のみ」へ切り替える場合、古い運転免許証は窓口で返納(回収)となります。手元に古い免許証がないと切り替え手続きができないため必ず持参してください。
- 有効期限内のマイナンバーカード: カード本体の有効期限だけでなく、内蔵されている電子証明書(5年更新)の有効期限切れにも注意が必要です。
- マイナンバーカードの2種類の暗証番号: マイナ免許証用に新しく設定する「数字4桁の暗証番号」に加え、会場でマイナポータル連携(オンライン講習や住所変更ワンストップ)を申し込む際には「署名用電子証明書の暗証番号(英大文字+数字6〜16桁)」の入力が必要です。忘れてロックされている場合は、事前に市区町村役場で初期化しておきましょう。
- 眼鏡・コンタクトレンズ(必要な方)および在留カード(記載事項変更がある外国籍の方)。
参考資料・公式情報
内容は個人の経験を共有するものであり、財務的または法的なアドバイスではありません。決定を下す前に現行の規則をご確認ください。